投資と算盤

投資日記、日々の雑感

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ソフトバンクG、強気の投資岐路、ウィーワークに1兆円、自主性重視が裏目

ソフトバンクグループは23日、米シェアオフィス大手ウィーワーク運営のウィーカンパニーを支援すると発表した。ウィー株の追加取得や融資などで最大95億ドル(約1兆円)を投じる。投資事業の目玉だったはずの案件が、全面支援の対象となった。自主性にゆだねる投資戦略の弱点が露呈した。巨額マネーの力で有望企業を囲い込む戦略は岐路にさしかかった

 

グーグル、量子コンピューターの「超計算」成功発表

米グーグルは23日、量子コンピューターを使い、複雑な計算問題を最先端のスーパーコンピューターよりも極めて短い時間で解くことに成功したと発表した。理論上、量子コンピューターはスパコンを上回る性能を持つと考えられてきたが、世界で初めて実験で証明した。人工知能(AI)などに続く革新的技術として期待される量子コンピューターの実用化へ、大きく前進する

 

金融、進まぬ「顧客本位」、資産形成置き去り、保険の苦情増、金融庁、規制見直し検討

金融庁の金融審議会は23日、個人の資産形成を促す政策の検討を再開した。「老後に2千万円が必要」とした報告書が事実上の撤回を迫られたのを受け、議論を仕切り直す。金融庁は自社の利益を優先する金融機関の営業姿勢が、個人の資産形成が進まない一因とみる。指針の見直しや法整備で顧客重視の営業を徹底させたい考えだが、効果は不透明との指摘もある

 

ユニコーン戦略再考、マネー主導の拡大、逆回転、孫氏、投資先に収益化訴え

世界のユニコーン企業の「成長神話」が揺らぎ始めた。経営難にあえぐ米シェアオフィス大手ウィーワーク運営のウィーカンパニーは、大株主のソフトバンクグループから巨額支援を受け入れると発表した。著名ユニコーンが再建支援を仰ぐのは初めてだ。投資マネー主導で収益より事業拡大を優先してきた新興企業の変調を象徴している

 

EU、延期容認へ、短期間にとどめる案も

10月末の英国の欧州連合(EU)離脱が難しくなったことを受け、EUは離脱期限の延期を容認する方向で調整に入った。経済や社会に悪影響をもたらす「合意なき離脱」はEU側も避けたいためだ。EU加盟国は延期の幅や、延期を認める条件を付けるかなどを水面下で議論している。