1/31 相場見通し・材料
おはようございます。
NYダウ 26076.89 -362.59
CME日経先物 23195 -390
為替 108.82
・サウジアラムコ、次世代エネで日本と協力、社長会見、脱・原油へ水素製造、株式公開「年後半めど」
サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ(3面きょうのことば)のアミン・ナセル社長兼最高経営責任者(CEO)は都内で日本経済新聞記者と会見した。原油販売への依存を減らすため、原油から水素を取り出す技術で日本企業と協議に入ったと明らかにした。アジアで石油化学工場などへの投資も加速する。史上最大規模となる新規株式公開(IPO)は「2018年後半をめどに実行する」と言明した。
・適温相場に変化の兆し、日米で金利上昇、株安進む、ドル安・原油高が起点に
好景気のなかで低金利が続いて株高を支える「適温相場」に変化の兆しが出てきた。米インフレ期待の高まりで米長期金利が足元で急上昇。日本の長期金利にも波及し、日米で株安が進行した。米長期金利上昇は資産運用の基本となる米国債の価格下落を意味し、急激な変化は金融市場の波乱要因になる。
29日の欧米市場では欧州中央銀行(ECB)の金融引き締めを巡る思惑から欧州債が売られ、米債売りにつながった。米10年物国債利回りは一時2・7%台と2014年4月以来およそ3年9カ月ぶりの高水準をつけた。
30日には欧米の金利上昇が日本にも波及。国内債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは一時0・095%と、17年7月以来、約半年ぶりの高水準を付けた。
・「匿名コイン」悪用されやすく、コインチェックが取り扱い、金融庁、監視体制を調査
580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した仮想通貨取引所コインチェック(東京・渋谷)は複数の「匿名コイン」を取り扱う。取引履歴を追跡できない特徴があり、マネーロンダリング(資金洗浄)などに使われる可能性が指摘される。業界有数の規模なのにコインチェックが金融庁への登録を果たせない理由の一つが匿名コインの存在だ。
・コインチェック、出金再開時期、数日中に表明
コインチェック(東京・渋谷)は30日、停止している仮想通貨などの出金再開の時期について数日中に明らかにすると発表した。ネムの不正流出が発覚した26日から仮想通貨や現金など顧客資産の出金を停止している
経済産業省は2月、ファミリーマートなどと連携し、客が自分で会計する無人レジの実証実験を実施する。価格情報などを搭載したICタグを貼り付けた商品を陳列し、客はカゴごと機械にかざすだけで即時に会計を終える。実験結果を踏まえ、2025年までに大手コンビニ全店舗での導入を目指す。深刻化する人手不足の改善や在庫管理の効率化につなげる。
・ユーロ圏、年率2.3%成長、10~12月、当面は堅調な回復続く、1月景況感は17年ぶり高水準
欧州連合(EU)統計局が30日発表した2017年10~12月期のユーロ圏の実質域内総生産(GDP)の速報値は前期比0・6%増、年率換算で同2・3%増だった。17年通年の成長率は2・5%と金融危機後で最も高かった。1月の景況感も17年ぶり高水準圏を保ち、当面は堅調な回復が続きそうだ。
野菜宅配大手のオイシックスドット大地は30日、NTTドコモと業務資本提携することで合意したと発表した。2月にオイシックスが実施する第三者割当増資をドコモが引き受け、ドコモがオイシックスに3%出資。併せて、オイシックスが2月中をめどに、ドコモ子会社の野菜宅配大手らでぃっしゅぼーや(東京・新宿)を完全子会社化する。
モーニングサテライト抜粋
為替 ドル円予想 108.00円~109.20円
ドルは上値が重い展開。一般教書演説ではサプライズはないとの見方。米国の通貨政策はドル安。政権交代でドルのトレンドは転換してきた。例外として財務長官の交代でトレンドがかわる可能性があるとしています。
株式 日経平均予想 23000円~23500円
米国株の下落を受け続落予想。一般教書演説までは小動きでその後乱高下の可能性も。一時的に23000円割れもありえるとしています。自社株買いに注目。5月の次に2月が多い。ROEに対する株主の目線が強いことから今年度も増加するとの見方。一定の株価下支え効果があると見ています。
昨日より世界同時株安となり、どこで下げどまるかが焦点となってきました。ドル円は米国金利の上昇には反応が鈍く、下げには反応します。NYダウと日経の関係とほぼ同じといっていいでしょう。今月は株、為替、金利に不自然な動きがありましたが、一気にそれが露呈した印象です。重要ま経済指標や要人発言を週末に控えており、上値は重そうです。指数ヘッジしながら、個別で対応していこうと思います。
本日も頑張りましょう。