投資と算盤

投資日記、日々の雑感

11/15 相場見通し・材料

おはようございます。 

 

NYダウ 23409.47 -30.23

 

CME日経先物 22290 -70

 

為替 113.44

 

・米国第一、共鳴乏しく、トランプ氏、アジア歴訪終える、南シナ海問題より貿易

トランプ米大統領は14日、初のアジア歴訪を終えて帰途についた。アジアへの関与を続け、影響力の確保をめざす方針を明確にしたが、安全保障と経済の両面でアジアの秩序形成を主導する具体的な戦略を欠いた。米国の利益を最優先する内向き姿勢を強める姿にアジア諸国・地域の共鳴は乏しかった。中国の存在感が増すなか、求心力の陰りが鮮明になっている。

 

個人投資家の待機資金、株高で最高、13兆円、10月末

個人投資家の待機資金が積み上がっている。投資信託協会が14日発表した10月の投信概況によると、証券口座の現預金にあたるマネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残高が13兆1774億円と過去最高を更新した。株高で個人の利益確定売りが膨らみ、残高が拡大している。ただ運用・証券業界では、マイナス金利が適用されるMRFが増えてしまい、コスト負担に苦慮している。

 

経産省サイバー攻撃の企業向け対処指針を改定

現在は攻撃を未然に防ぐ事に重点を置いているが、攻撃が巧妙化して感染企業が増える現状に合わせ、感染初期に早めに検知したり被害から早期に復旧したりする事を企業に求める。

 

・メルカリは12月上旬に取引ルール変更すると発表

利用者の売上金を預かっておく期間を短縮し、個人情報の登録も義務付ける。利用者は使い勝手が悪くなるが、システムの透明性を高める事を優先。株式の上場準備を前進させる狙いも。

 

・GPIF、年金マネー滞留、国内債、再投資回しにくく

公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)で、運用に回されない預金が積み上がっている。預金を中心とした「短期資産」は積立金全体の9.1%(9月末)となり、その割合は過去最高を更新した。年金特別会計を除いたGPIF単体でも保有額は約10兆2千億円にのぼる。株式の運用割合はすでに目安の数値に近づき、国内債券も再投資しづらい状況と、投資先のない年金マネーが滞留している。

 

・アマゾン、中国のクラウド設備売却、ネット統制強化で、外資、事業展開難しく

アマゾン・ドット・コムは中国で手掛けているクラウドサービスに使う通信設備を中国のIT(情報技術)企業、北京光環新網科技に売却する。中国政府が6月にネット空間の統制を強化するインターネット安全法を施行したことに対応したもの。外国企業にとっては、中国国内にサーバーを所有して情報を国内外で自由にやりとりするクラウドサービスの展開は事実上、難しくなっている。

 

・米カルパース、債券投資拡大、配分19%→最大44%に上げ検討、株価下落に備え

米国最大の年金基金カリフォルニア州職員退職年金基金カルパース)が債券投資の配分を増やすことを検討している。13日に公開された投資方針を巡る討議資料では、現状の19%から最大44%まで引き上げる案が示された。高値が続く株式の下落リスクを抑え、保有資産価格のボラティリティー(変動率)を抑える狙いがある。

 

 

モーニングサテライト抜粋

為替 ドル円予想 112.50円~114.50円

欧米市場で株価の下落が続いているが、安定すれば為替も落ち着くと見ています。米国消費者物価指数が予想を上回れば114円台、下回れば112円台と予想。中国の鉄鋼価格に注目。中国の景気を反映していることから、巡りめぐって米国の金利動向を左右するとしています。

株式 日経平均予想 22200円~22500円

原油価格の下落、円高ドル安、欧米株安を受け下落スタートを予想。寄り前発表のGDP予想に注意。23400円をつけた後下落相場の始まりを予想するむきが多いが、今回は売買高からみても高揚感がなく問題ないとしています。ただし中間発表が大方が終わり、年末年始までは地政学的リスクを除き、大きな動きはないとの見方です。

 

昨日も日経は引けにかけ弱含み、マイナスで引けました。素直に相場転換を迎えたとみていいと思います。個人の信用買い残が徐々に増え始めていることも相場反転のサインでしょう。また指数高値圏での乱高下も反転シグナルとなります(底値圏も然り)。もちろん個人のMRF残が増えていることや日銀の買い余力は、下値を支えることになると思います。日銀のETF発動条件ですが、前引けのTOPIXの下落率で買うという法則が当てはまりそうです。新興市場の動向ですが、指数自体それほど下げていませんが、それ以上に下げがきつい印象です。売り多めで相場へ挑みたいと思います。

 

本日も頑張りましょう。