1/10 相場見通し・材料
おはようございます。
NYダウ 25385.80 +102.80
CME日経先物 23810 -135
為替 112.65
・株時価総額、中国ITがサムスン抜く、テンセント、アリババ躍進、アジア、世界の3分の1
中国企業がアジアの株式市場で存在感を高めている。2017年末時点で企業価値を示す時価総額を算出したところ中国のIT(情報技術)2社が韓国サムスン電子を抜き1、2位を占めた。中国の消費市場の伸びを背景に時価総額は2倍になった。銀行など金融も好調で、アジア全体の時価総額は1年前より3割近く増え世界でも3割強を占める。日本勢はソニーや任天堂の復活が鮮明だ。
・フィスコ、仮想通貨投資でファンド設立へ
企業向けに金融情報サービスを提供するフィスコは、1月中にも仮想通貨などに投資する日本初のファンドの運用を始める。自己資金に加え、フィンテック関連の上場企業2社からも資金を調達し、ビットコインなどに投資する。
総額約3億円強を調達し、ファンドを設立する。ビットコインなどに直接投資するほか、国内外の仮想通貨取引所間で生じる価格差に着目して収益を上げる投資手法も活用する。
・株、けん引役は「欧州」―好景気、非製造業にも恩恵
大きく上昇して始まった今年の株式相場。けん引役の一つは欧州で事業を展開する企業だ。製造業の景況感は先進国で最も良く、工作機械の欧州からの受注は過去最高水準。貨物の荷動きが増える海運やM&A(合併・買収)で欧州事業を強化する企業の株価上昇も目立つ。米国や中国の陰に隠れがちだった「欧州」が今年は存在感を高めそうだ。
・鉄鉱石、2割値上がり、前月比、中国で高品位品需要、高炉、製品追加値上げも
高炉の製鋼原料である鉄鉱石の価格が上昇している。指標となるオーストラリア産の価格は2017年12月に比べて2割上がった。中国の高炉が環境規制下で効率的に鉄鋼製品を造るために鉄分を多く含む鉄鉱石の輸入を進め、アジアの鉄鉱石需要が増している。日本の高炉の製造コストにも影響し、製品価格の上昇につながりそうだ。
モーニングサテライト抜粋
為替 ドル円予想 111.80円~112.90円
海外は112円前半の相場で推移。本日の東京市場ではポジションの巻き戻しのため、円買い材料を探しているとの見方。目先は円高に進みやすい環境としています。
株式 日経平均予想 23750円~24000円
NYダウは上昇したが、為替市場で円高圧力があり、本日は昨日の終わり値水準で始まると予想。SQ前の水曜日でもあり、売り買い交錯で24000円の攻防戦から乱高下すると見ています。OPの建玉から予想すると、23500円が下値目途、24000円~24500円が上値目途と見られるとしています。日経平均上昇のピークは今週末までで、来週からは短期調整に入ると予想しています。
日本株は大発会から堅調ですが、特に新興市場が元気です。その物色対象も年末からかわってきている印象なので乗り遅れないように気をつけたいところです。変化としては日銀の債券買い入れ額が減少していたことがありますが、これで緩和出口論は早計だと思います。ただし、しばらくは債券市場、金利には注視していこうと思います。新興市場の話に戻りますが、テーマとしてIPO、仮想通貨関連、あとバイオにも資金がきていました。米国市場ではブロックチェーンというキーワードで関連株が暴騰しているようです。日本でも1年から2年前にさくらインターネットやインフォテリアといった銘柄が暴騰しました。同じテーマでも今はさっぱり動かないものがある反面、当時ほとんど動かずくせの悪かったセレスやSBIホールディングス、GMOなどが関連銘柄として上昇しています。本日もフィスコが仮想通貨ファンドを立ち上げるというIRを出していますので、物色されるでしょう。買い売りどちらでも楽しめそうです。
本日も頑張りましょう。
本日のレーティング
野村
アドバンテッジ(8769)新規バイ 1450円
イチネンHD(9619)新規バイ 2300円
オールアバウト(2454)新規バイ 1710円
ノーリツ鋼機(7744)新規バイ 3170円
ラクス(3923)新規バイ 3500円
三井造船(7003)新規バイ 2400円
学研HD(9470)新規バイ 5700円
河合楽器(7952)新規バイ 4700円
西本ウィズ(9260)新規バイ 6100円
大和
ニチアス(5393) 新規2 1800円
みずほ
ロックフィールド(2910)アンダーパフォーム→買い 1580円→2640円
JPM
野村HD(8604)ニュートラル→オーバーウエイト 700円→820円
いちよし
タダノ (6395)新規A
岩井コスモ
サカタインク(4633)新規B+ 2000円
1/9 相場見通し・材料
おはようございます。
NYダウ 25283.00 -12.87
CME日経先物 23950 +155
為替 113.07
・米雇用14.8万人増、12月、失業率4.1%、賃上げ波及焦点
米労働省が5日発表した2017年12月の雇用統計(速報値、季節調整済み)は、景気動向を敏感に映す非農業部門の雇用者数が前月比で14万8千人増えた。就業者の伸びはやや減速したものの、失業率は4・1%と好調さを保っている。大型減税などで物価に上昇圧力がかかれば、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを加速する可能性もある。
・金融取、仮想通貨先物上場へ研究会
東京金融取引所は2月、ビットコインなど仮想通貨の先物上場に向けた研究会を設置する。ビットコインの先物取引はシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)など海外が先行したが、ビットコインの取引量は日本の投資家が世界最大だ。金融取は先物取引の需要も大きいとみており、日本で仮想通貨の法整備が進めば上場を目指す考えを表明している。
・アプリ開発側、3割増収、17年、アップストアで3兆円
米アップルは4日、アプリを販売する「アップストア」を通じて2017年にゲーム会社などソフト開発者が得た売上高が265億ドル(約3兆円)に達したと発表した。16年と比べて約30%伸びており、過去最高を更新した。年末にかけて新機能を追加した「ポケモンGO」の人気が再上昇するなど、ゲームアプリや写真加工アプリの販売が好調だった。
アップルは通常、アップストアを通じて配信しているアプリから売り上げの3割を得ている。そのため17年のアップストアの取扱高は380億ドル程度だったとみられ、アップルがアプリ販売から得た収益は110億ドルを超えたもようだ。
・円の実効レート低水準、1年11カ月ぶり、リスク選好強まる
主要通貨に対する円の総合的な価値が下がっている。日経通貨インデックスが示す円の実効レート(2008年=100)は5日時点で97・4と約1年11カ月ぶりの低さとなった。日米の株式相場が高値で推移するなか、投資家心理が改善し、新興国や資源国の通貨に比べて金利の低い円が売られやすくなっている。
・ドル建て日経平均、22年ぶり高値、海外勢の買い集まる
海外投資家が重視する外貨ベースの日経平均株価が水準を切り上げている。5日の東京株式市場ではドル建て日経平均が前日比0・5%高の209・84ドルと1996年4月以来、約22年ぶりの水準を回復。ユーロ建て日経平均も2000年9月以来の水準を付けた。
・NY軽油先物高値、2年9カ月ぶり、寒波で需要増
ニューヨーク市場に上場する軽油(ヒーティングオイル)先物が2年9カ月ぶりの高値で推移している。日本時間5日夕時点の時間外取引では1ガロン2・06ドル前後(期近物)と前日終値から小幅に下げたものの、1カ月前に比べて1割高い水準にある。米北東部を襲った寒波の影響で需要が高まった。原料となる原油価格が上昇基調を強めたことも背景にある。
・仮想通貨ファンド急増、1年で5倍、富裕層が分散投資
仮想通貨に投資するファンドが世界で急増している。2017年末時点で175本に達し、16年末に比べて約5倍に増えた。代表的な仮想通貨ビットコインの価格は昨年、年初から一時約20倍の水準まで急騰した。仮想通貨投資のニーズが高まっており、株や債券と同じような形で複数の仮想通貨に分散投資できるファンドに富裕層などの資金が流入している。
・国内不動産に海外マネー、取得額1.1兆円、3年ぶり最高、超低金利が後押し、過熱感に危うさ
海外投資家が日本での不動産購入を加速している。2017年の海外勢の取得額は1兆1000億円と前年の約3倍に増え、3年ぶりに最高を更新した。投資マネーの流入で世界主要都市で不動産価格が上昇する中、日本は借入金利を勘案した不動産の投資利回りが相対的に高いためだ。海外マネーの流入は不動産市況に追い風だが、日銀のマイナス金利政策が後押しした側面も大きく、危うさを指摘する声もある。
モーニングサテライト抜粋
為替 ドル円予想 112.60円~113.50円
本日は目立った指標もなく小動きを予想。適温を超えたリスク選好の動きから、株高なのにドル安といった状況になっています。今後、適温相場に戻った時のほうがドル円は上昇すると見ています。
株式 日経平均予想 23800円~24050円
雇用統計の結果、米株は上昇。寄り付き後は様子見ムードになり、24000円を超えてからは上値は重くなると予想。半導体関連株の反発鮮明。年末調整したが、年明けから相場をけん引している。来期も利益の伸びが予想を上回ることが見込まれており、今後も関連株価上昇が期待できるとしています。
本日も頑張りましょう。
1/5 相場見通し・材料
おはようございます。
NYダウ 25075.13 +152.45
CME日経先物 23630 +470
為替 112.72
・仮想通貨リップル急上昇 銀行間送金活用に期待感
仮想通貨リップル(XRP)の相場が急上昇している。1XRP=4ドル(約450円)前後と、ここ1カ月で約15倍に値上がりした。時価総額ではイーサリアムを抜いて仮想通貨の2位に浮上し、首位のビットコインの約6割に迫っている。銀行間送金に活用されるとの期待から個人投資家の資金が流入している。
・手のひらで支払い JCB、カード・スマホ不要
スマホのカメラを使い、あらかじめ手のひらを撮影して登録しておくと支払い時にカードもスマホもいらない。本人確認の技術の精度を高めた事で手のひらだけで済む。店側も専用端末不要に。
・「CPU安全性に穴」波紋 インテル製などにリスク IT機器全体に懸念
全てのスマートフォン(スマホ)やパソコンの「頭脳」にあたるCPU(中央演算処理装置)の安全性問題が波紋を広げている。情報を読み取られる懸念があり、CPUはIT(情報技術)機器の基幹部品であるだけに潜在的なリスクの深刻さを指摘する声は多い。
・米東部、猛吹雪で非常事態宣言 欠航3500便超に
米東部は4日、記録的な猛吹雪に見舞われた。ニューヨーク州やニュージャージー州などは非常事態宣言を出し、最大級の警戒を呼びかけた。ニューヨーク市内では20センチメートル以上の降雪が見込まれ、公立学校が休校になった。航空情報サイトによると、東海岸では3500便以上のフライトが欠航になった。鉄道の遅れや路面の凍結などで、市民生活にも大きな影響が出ている。
・アップル受注 中国勢躍進 電子部品の技術力示す
米アップル製品の生産需要がアジア企業の成長を促している。日本経済新聞の調べでは、スマートフォン(スマホ)「iPhone」などの生産に携わる約100社の純利益の合計は、2017年7~9月期に前年同期比8割増の約4兆5千億円と過去最高を更新。日米台を中心に多彩なサプライヤーが技術を競いながら成長している。
モーニングサテライト抜粋
為替
雇用統計が予想を上回れば113円台もあるが、総じて小動きを予想。
株式 日経平均予想 23400円~23700円
米株の影響から上昇期待できるが、3連休前で利益確定売りにも注意。昨年も同様の動きになった。バリュー株効果に注目。代表である銀行株指数が徐々に上昇しており、その他のバリュー株上昇が見込まれます。
大発会は大幅高スタートとなり、26年ぶりに23500円台を回復。大型だけでなく中小型株も終日堅調に推移しました。NYダウも25000ドルを突破。NYダウは新年に入って3連続高となっています。米中の経済指標が改善し、企業業績の拡大期待が強まっています。また原油も昨年末より上昇基調が続いています。仮想通貨についてもビットコイン以外のコインが暴騰しています。世界的な経済回復に加え、過剰マネーが投資先を求め、株式以外にも資金が向かっている印象です。為替についてはやや動きに乏しく、その他投資対象に資金を奪われている可能性があります。兎にも角にも2018年の始まりはこの上ないものとなりましたが、ここが頂点にならないことを祈りたいです。
本日も頑張りましょう。
12/28 相場見通し・材料
おはようございます。
NYダウ 24774.30 +28.09
CME日経先物 22915 +45
為替 113.30
・原油、リビア爆発で先高観、2年7カ月ぶり高値、協調減産で在庫減
北アフリカの産油国リビア東部で26日、原油パイプラインが爆発した。軍関係者は武装勢力による襲撃との見解を示した。主要拠点を失った過激派組織「イスラム国」(IS)残党の関与も浮上。アジアで指標となる中東産原油は27日、2年7カ月ぶりの高値をつけた。産油国の減産効果を材料に投資資金が流入し、先高観も出ている。
・アパート過剰、鮮明、11月貸家着工、6カ月連続減、空室増、地方から
急増したアパート建設に歯止めがかかり、家賃下落や空室増への懸念が強まってきた。国土交通省が27日発表した11月の貸家着工戸数は6カ月連続で前年同月の実績を下回った。金融庁の監視強化で地銀の積極融資が止まり、相続税の節税対策も一巡。過剰供給が住宅市況を揺さぶる。
・個人間ネット送金、米で急拡大、市場規模20年36兆円、銀行や新興企業、顧客争奪へ火花
米国で個人間のネット送金が急速に広がっている。市場規模は2桁成長が続き、2020年には約3200億ドル(約36兆円)に達するとの試算がある。先行するスタートアップ企業が若年層を獲得する一方、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカなど銀行勢は新サービスの提供を始めた。アップルなどIT大手も参入するなど成長市場を巡る競争は激しくなっている。
スマートフォンのアプリなどを通じた個人間の送金を米国では「ピア・トゥー・ピア(P2P)送金」と呼ぶ。調査会社アイテ・グループによると、デジタルのP2P市場(送金総額)は16年に前年比5割増の1470億ドルに拡大。17年も同2割強増える見通しだ。
・マザーズ指数高値、10年11カ月ぶり、AI関連など上昇
東証マザーズ指数が27日、大幅に反発して10年11カ月ぶりの高値を更新した。大納会を控えて閑散ムードが漂うなかでも個人投資家の物色意欲は旺盛で、値動きの軽い新興株に資金が向かった。2017年のマザーズ市場では、好業績で人工知能(AI)やフィンテックなど旬なテーマも兼ね備えた銘柄が大きく上昇した。
マザーズ銘柄の今年の値上がりトップ10
〓昨年末から27日終値までの株価変〓〓〓化、単位倍、カッコ内は事業内容〓
1 グレイス (企業向けマニュアル製作) 6.4
2 DMP(3D画像処理技術) 5.7
3 夢展望(女性衣料のネット通販) 5.7
4 中村超硬(ダイヤモンド工具) 5.3
5 串カツ田中(串カツ専門店) 4.7
6 ASJ(サーバーレンタル) 3.9
7 ベイカレント(ITコンサル) 3.9
8 ビリングシス(決済業務支援) 3.8
9 ビーロット (中古ビルの再生や用地開発) 3.7
10 シンメンテ (店舗設備メンテナンス) 3.6
モーニングサテライト抜粋
為替 ドル円予想 112.90円~113.70円
年末モードでNYダウも小動きとなっている。本日の東京市場でも小幅な動きが予想される。年明けのの為替相場は、円高へのポジション整理に注意したいとの見方。
株式 日経平均予想 22850円~23000円
クリスマス後の年末相場は毎年、売買代金が回復する傾向があり掉尾の一振となる。悪材材料がない限り、本日明日には23000円台を回復すると見ています。
年末らしい相場が続いています。閑散相場で新興市場に資金が流入しています。特にマザーズの強さが際立ち、10年ぶりの高値を更新。直近IPO に関してはS高銘柄が続出しました。本日もこの流れを引き継ぐと思われます。大型株も例年大納会前日と大納会はやや売買が活性化する傾向があり、意外と強い相場展開を予想しています。
本日も頑張りましょう。